名古屋で整体とパーソナルトレーニングを組み合わせたボディメイクをおこなっている女性専門スタイル矯正サロン「Style Design Salon Hiro Hattori」のヒロ服部です。
今回も続きます。ぽっこりお腹シリーズです。
ぽっこりお腹の原因や対処法、日常でのカラダの使い方とぽっこりお腹の繋がりについて書かせていただきましたが、今回は骨よりな視点で書いていきたいと思います。
「腰痛大国」NIPPON。
日本人の8割は生涯の中で腰痛を経験すると言われています。
カラダを動かしたいけど腰痛で運動を楽しみきれない。という人も少なくないのではないでしょうか。
妊娠中や産後で腰の痛みが気になる方、運動したいけど腰痛で一歩を踏み出せないという方に読んでいただけたら幸いです。
腰の骨はどこにある?
腰の仕事
「腰を入れる」「腰が砕ける」「腰を据える」
腰を使った言葉が日本にはたくさんあります。
このことからも「腰」が動作の起点になっていることがわかります。
物を持ち上げたり、しゃがむ立つの動作で加わる負荷に耐えることが腰エリアの仕事のひとつです。
腰の認識
「人の腰の骨は全部で5つあって、その間のクッションは椎間板といってその椎間板が、、、。」
サロン会員さんの中には知識豊富なクライアントさんもたくさんいます。
ちょっとイジワルな質問ですが
「その腰の骨を触ってみてください。」
とお願いすると100%の確率で皆さん背中側から腰の骨を触ります。
実は、この認識が今の体型や腰痛に大きく関わるのです。
腰の先っぽの突起
ヒトの腰の骨はみなさんが考えているよりもずいぶんお腹側を通っています。(図の黄色)
背中側から触れる腰は、「腰」ではなく腰の先っぽの突起です。
ぽっこりお腹の方や腰痛の方のほとんどが、腰の骨の居場所を勘違いして突起の部分に無意識に上半身をあずけてしまっているのです。
本当の腰の骨をつかう
本当の腰の骨は、お腹側から5cmくらい入ったカラダの真ん中を抜けています。(黄色)
このカラダの真ん中に上半身を乗せるイメージを持つと自然にお腹に力が入った状態をつくることができます。
逆に突起の位置に上半身を乗せるイメージで生活してしまうとどうなるのでしょうか?
上半身はスウェイバックして骨盤は前に滑り出すように力が加わります。
骨盤が前滑りしている状態では、お腹の筋肉に力を入れることは難しいので、、、ぽっこりという結果に繋がってしまうのです。
まとめ
ヒトの身体は認識を変えることで、自然と力が入るようにつくられています。
最近は第二の骨格「筋膜」ばかり人気者で取り上げられることが減ってしまった「骨」。
でも第一の骨格「骨」の再認識もボディメイクには欠かすことができないのです。
鍛える前にコントロールを覚える。
筋肉をコントロールするための動作の起点は「骨」にあります。
骨を上手に使う生活が体型改善の第一歩。
本当の腰の骨を使い方で「脱!腰痛」「脱!ぽっこりお腹」のきっかけになることができたら幸いです。