「立つことも歩くこともバランスを崩すこと→どちらもバランスを取り続けなきゃいけない動作」
これを前提して人のカラダをみること触ることをするのか、立つことを当たり前にして同じことをするのかでは、随分みえることが違ってきます。
もちろん自分自身のカラダの感覚もね。
僕がやっているSUPは、立つということを教えてくれました。
人は安定した地面に立っていると、自分がバランスを取り続けていることを忘れてしまいます。
「立ってるだけなのに、太ももが張ってくる。」
じゃなくて
「大腿四頭筋センパイが頑張ってくれているから立ててる。」なんですね。
「おかげで今日も無事立つことができました。どうぞゆっくり休んでくださいね。大腿四頭筋センパイ。」ぐらい言ってあげないとね。
ただこの状態は、僕の言うカラダが固まった状態。
身体のバランスが崩れている。
ところが、SUPはそれをさせてくれない。
固めて立つをしてしまうとバランスを保てないんです。
うねり、横波、バックウォッシュ、風。
あらゆるところに不安定という要素が盛り込まれている。
だから逆に固めないで立つことができるようになるんです。
僕の脚はSUPを続けたことで、形が自然とキレイになりました。
理由は足の使い方が抜群に良くなったから。
クライアントさんにSUPをお勧めしている理由はここにあります。
ただ、これもやり続けないとだけどね。
みんな1歳になる頃に練習してた立つという動作。
僕を含めて、その頃のことをみんな覚えてないけど。
当たり前にできる動作(できていると思っている動作)っていうのは、思っているほどみなさんできておりません。
立つってね。けっこう難しんだよ!!
「オレ今、一瞬立ったまま寝てたわ!ウケる!!」はあっても、
「昨日さ、立って本読んでたらそのまま寝ちゃって、気がついたら朝でウケたわ!!」はないでしょ。
カラダを固めないで立つができる人は凛として見えるんです。
不安定は小さいうねりでもこうなる。