名古屋で整体とパーソナルトレーニングを組み合わせたボディメイクをおこなっている女性専門スタイル矯正サロン「Style Design Salon Hiro Hattori」のヒロ服部です。

スタイルデザインサロンでは、サロンに通う目的が体型改善の方も、ボディメイクの方も、イベント(ブライダル)に向けたシェイプアップの方も、必ず「姿勢を整えること」からスタートします。

姿勢が大切。どこでも言われているありふれた言葉ですが、どうして体型改善やボディメイクに姿勢が繋がるのか?について書いていきたいと思います。

 

姿勢を整えるってどういうこと?

姿勢を整えるということは、「自分のカラダの扱い方を知る」ということです。これは車の運転教習に似ています。

ブレーキを踏んで鍵を差してひねる。

ブレーキを踏んだままギアをドライブに入れて、ゆっくり離すと車が進み出す。

徐々にアクセルを踏み、スピードを上げる。

慣れてしまえば当たり前にできる車で出発するステップですが、カラダにもスムーズで快適な動作を実現するためのステップがあります。

それが「自分のカラダの扱い方を知る」ということです。

どうして姿勢が大切なの?

姿勢は人から教わることもありません。そしてカラダの扱い方には説明書がありません。

普段カラダを動かす習慣がない人や、運動が苦手な人ほど、このカラダを扱う技術が落ちています。

運転技術が落ちた状態で車を運転すると事故を起こしてしまうのと同じで、カラダの場合は怪我をしたりトラブル(痛み)が起こります。

運動に取り組む最初のステップで、カラダの扱い方を身につけることができれば、どんな運動を取り入れても思い描く結果につながるカラダになるのです。

 

動かしやすい筋肉と動かしにくい筋肉

人のカラダには動かしやすい筋肉と動かしにくい筋肉があります。例えば力こぶをつくる上腕二頭筋。

上腕二頭筋は動かしやすい筋肉です。

では、注目されることの多い大腰筋はどうでしょうか?

大腰筋はボディメイクで重要な筋肉で、みぞおちの奥から脚の付け根についているカラダの奥の方にある筋肉です。

片足立ちで太ももを上げると働くと言われる大腰筋ですが、実際その動作で使われているのはほとんどの人が腸骨筋や大腿四頭筋です。

姿勢が崩れた人にとって大腰筋は動かしにくい筋肉で、動かしやすい腸骨筋や大腿四頭筋がその変わりを担おうとするのです。

コツさえつかめば片足立ちで大腰筋を使うことはできますが、同じ動作でも持ち上げる脚側ではなく支えている脚側で使うことから始めると動かしやすいです。※今回はこの部分は割愛します。

 

2種類の運動

人はカラダを動かすことや汗をかくことでスッキリした感じを味わいます。

カラダを動かすことでスッキリすることは気持ちがいいことですが、スッキリすることと理想のスタイルを手に入れることは近いようで遠くにあります。

その理由のひとつに「人のカラダは動かしやすい筋肉から動かしてしまう」という事があります。

スタイルデザインの中で行う運動には、カラダを扱い方を身につけることを目的とした運動とカラダを動かすことを目的とした運動があります。

運動に取り組んでいただく時にスタイルデザインでまず重要視しているのが、カラダを扱い方を身につけることを目的とした運動。

運動が苦手な方が自身のカラダの扱い方を知らないまま、動かすことを目的とした運動を行ってしまうとどうなるのでしょうか?

 

人のカラダは動かしにくい筋肉や関節があったとしても、動かしやすい筋肉や関節が動かしにくい部分の変わりに運動が起こります。

この状態はせっかくの運動が姿勢バランスをより崩してしまうものになってしまう可能性が高くなります。

そしてこの動きのパターンの蓄積が体型や姿勢の崩れにつながるのです。

人はカラダを動かすことや汗をかくことでスッキリした感じを味わいます。

何から始めたらいいの?

「姿勢を整える=自分のカラダの扱い方を知る」ことから始めましょう。思い通りに自分のカラダをコントロールできるようになるとどんな運動もスムーズに行えるようになり、運動効果は上がります。

最初の時点でカラダの運転技術を磨くことができればボディメイクで迷うことは無くなるのです。

まとめ

普段カラダを動かす習慣がない人や、運動が苦手な人ほど「姿勢を整える=自分のカラダの扱い方を知る」ことから始める。

このステップから始めると、怪我をしたりトラブル(痛み)が起こりにくくなる。

カラダの扱い方を身につけることさえできれば、カラダを動かすことすべてがその人のカラダにとってエクササイズになる。

 

以上、女性のスタイルデザインに取り組むスタイルデザイナーの視点から考えてみました。

運動を始めようかなと考えている女性の方に参考にしていただけると幸いです。