スタイルデザイン研究会、頚椎へのアプローチ

今回はストレートネック・頭部前突姿勢に加えて、首コリ、めまい、頭痛症状をテーマに研究会を行いました

目次

なぜ頚椎は不調を起こしやすいのか

胸椎、腰椎と比べて、可動域が広く不安定な頚椎

骨の中を椎骨動脈が通過していたり、神経根も狭い場所に密集しています

さらに、約4〜6kgの頭部を支える役割まで担っています

「よく動く」「神経が多い」「重いものを支える」

首コリ、めまい、慢性頭痛、寝違え

などの不調が出やすいのは当然かもしれません

首コリの原因は頚椎の協調性と深層の機能低下

<首コリの人が症状を訴える筋>

僧帽筋上部

肩甲挙筋

胸鎖乳突筋

後頭下筋群

頭頚板状筋

このあたりに症状を訴える方が多いですが、その筋肉を緩めるだけは症状は改善しません

緩めることで、むしろ悪化させてしまうこともあります

改善のポイントは、中・深層支持筋の活性化上位頚椎+中下位頚椎の協調性の改善と考えています

研究会では、40代以降の女性の頚椎に起こりやすいパターンを2つに分けて考えました

ストレート系

頭の重さを筋肉で固定するように支えるクセがある人は、次のような制限が起きていることが多いです

関節可動域制限

• C3〜5 伸展制限★★★

• C6〜7 屈曲制限

• 胸椎屈曲制限

機能的制限

椎前筋(頭長筋、頸長筋)の過緊張

胸鎖乳突筋の過緊張

機能的傾向

下部頚椎をバランスよく伸展できない

胸椎をバランスよく屈曲できない

胸腰移行部が伸展位優位

頭部前突系

頭の重さを支えることができずに寄りかかるように頭のポジションを保つ人は、次のような制限が起きていることが多いです

関節可動域制限

• C1-2 屈曲制限★★

• C6-7 伸展制限★★

• 胸椎伸展制限

機能的制限

後頭下筋群の過緊張

斜角筋の過緊張

機能的傾向

上位頚椎が伸展でロックしている

首の筒が潰れてしまっている

胸椎の後弯が強い

頚椎改善のポイント

今回のストレート系と頭部前突系で考えた時、椎前筋、後頭下筋群の拮抗バランスが逆になるので対策が反対になります

改善ポイントは状態の評価傾向の見極め

どの分節に制限があるかを評価できるかが振り分けのカギですが、慣れてしまえば数秒でチェックできてしまうのも整体のいいところ

研究会では4つの評価から傾向とアプローチについて考えました

  • 頚椎モーションパルペーション
  • 舌の位置
  • 呼吸(胸郭の動き)
  • 胸郭に対して頭部のポジション

頚椎を評価できると、頭をフワッと頚椎に乗せるためのルートがみえてきます

まとめ

“繊細”で“不安定”な頚椎エリア

でも構造を理解すれば、「危ない場所」ではありません

めまいや頭痛などの症状も、首の使われ方や頭のポジションの結果としてカラダに起こることが多いので、レッドフラッグが整理できれば対処に迷うことはなくなります

上位と下位の協調性を取り戻し、なめらかに動く頚椎を取り戻しましょうという研究会でした

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