スタイルデザイン研究会、肩関節へのアプローチ
今回は肩関節周囲の痛み(インピンジメント・腱板損傷)をテーマに研究会を行いました

目次
肩のトラブルはなぜ起こるのか
「車で無理な体勢でバックを持ち上げて痛めた」
「(運動中)腕を上げると途中で痛い」
日常生活で肩を痛めてしまうことや、運動時に肩周りの違和感を訴えられることは、セッションでも時々起こる問題です
肩のトラブルに対して注意していることは、いかに初期のうちに改善サイクルに乗せるか、という点です
肩関節周囲炎や腱板損傷など、痛みのループにはまって悪化してしまう前に対策を間違えないことが重要
肩関節は胸郭からの影響も大きく受けますが、今回は肩関節周囲に焦点を絞って考えました

肩は「1つの関節」ではない
人体の中で最も可動域が広い肩関節
骨による安定性が低く、安定のほとんどを軟部組織に頼っています
つまり、肩関節は筋で守る関節ということです

肩関節の構造
肩関節と言うと、上腕骨と肩甲骨がつながっているところをイメージする方がほとんどですが、実際は4つの関節が連携して動いています




40代以降の女性の肩トラブル3つの課題
40代以降の女性のカラダで考えた時、課題は大きく3つです
①肩甲骨を安定させる筋肉
②回旋腱板+三角筋
③鎖骨の動き



①肩甲骨を安定させる筋肉
肩甲骨は腕の土台と考えられる骨です
その肩甲骨の安定に関わる筋肉の中でも、現場セッションで機能低下や過緊張の傾向を感じます
<機能低下を感じることが多い筋肉>
前鋸筋
僧帽筋の中・下部
<過緊張を感じることが多い筋肉>
小胸筋 ※短縮だけでなく筋・筋膜との滑走性低化

②回旋腱板+三角筋
肩甲上腕関節の動的安定や肩甲上腕リズムの乱れに関わる回旋腱板ですが、機能低下が起きている場合もあれば、過緊張によって動きが制限されている場合もあります
40代以降の女性は三角筋の弱化が目立つため、4つの筋肉+三角筋の働きをしっかり確認して、対策と課題を考えることが大切です
③鎖骨の動き
見落とされがちですが、ここが最重要ポイントです
腕の土台である肩甲骨が自由に動けるかどうかを決めているのは、そのガイド役を担っている鎖骨です
鎖骨が後退したままスタックしている部分を解放していくと、上肢帯の自由度は大きく変わります

肩関節へのアプローチ
準備
胸鎖関節
肩鎖関節
鎖骨外し
胸骨膜剥がし
軟部組織
上腕三頭筋
総指伸筋
烏口腕筋
棘上筋
烏口上腕靱帯
前鋸筋
小胸筋の滑走
四辺形間隙の解放
後方関節包のアクティブリリース
まとめ
生活環境が便利になることで、肘を肩より高く上げる機会が減り、肩周囲の筋力が低下している方が増えています
「可動性が高い」=「安定性が低い」という特性を持つ肩関節
筋肉を緩めたり動かすだけでは、痛みのループから抜け出しにくいエリアです
鎖骨の位置、肩甲骨の動き方、回旋腱板の機能
さらに胸椎の動きや体幹の安定
ここがつながったとき、肩の痛みのループから抜け出す対策が見えてきます
「揉む」「動かす」以外の選択肢を見つけましょうという研究会でした

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