名古屋整体パーソナルトレーニングを組み合わせたボディメイクをおこなっている女性専門スタイル矯正サロン「Style Design Salon Hiro Hattori」のヒロ服部です。

前回のコラムで「お腹がぽっこりしてくるのはお腹の筋肉をうまく使えていないから」という視点でその理由と対処法を書かせていただきました。

今回は、もうちょっと日常の習慣やカラダの使い方という視点で考えていきたいと思います。

今回も運動が苦手な女性のために、筋トレではないぽっこりお腹のヘコませについて書かせていただきます。

ぽっこりお腹が起こりやすい姿勢の特徴

1.首折れ

ぽっこりお腹の女性に多い1つ目の特徴が「首折れ」です。

最近ではスマホッ首なんて言われるようになりましたが、アタマが背骨に上手に乗っていない状態は首こり・肩こり・頭痛といった不調だけでなくスタイルにも大きな影響を与えます。

頚椎と胸椎の変わり目の部分から折れることが多く胸腔がつぶされ、その圧が内臓や骨盤内臓器へとかかります。

首の前や後ろのシワが気になる方やマスカラを付ける時に首に違和感がある方は注意が必要です。

スマホは顎ラインまで持ち上げて見るようにしましょう。

2.膝ピン

2つ目の特徴が、膝ピン。

足の裏で地面を踏む感覚が現代人には足りない傾向があります。

理由は足を使って立つというより、骨や靭帯・筋膜にもたれかかるような立ち方をしてしまっている方が非常に多いからです。

自分で膝ピンか判断する基準は膝のおさらの面が出ているかどうか。

立っている時、歩いている時、膝のおさらがキレイに出ていない人は注意が必要です。

膝を抜いて立つクセをつけましょう。

膝の上についたお肉がスッキリしたり、膝の内側のシワが無くなります。

最初は「こんなに曲げて良いの?」くらい曲げて「立つのやりなおし」から始めるとキレイな膝が戻ってお腹に力が入るようになってきます。

3.骨盤前スライド

3つ目の特徴は字の通り骨盤が前にスライドしてしまっている状態です。

2つ目の膝ピンとセットで起こることが多いです。

骨盤前スライドになっている方も骨や靭帯、筋膜にもたれかかるような立ち方をしてしまっている方が非常に多いです。

洗い物をしている時に流し台にお腹を付けないとできない人は注意が必要です。

洗い物の時にもたれかかるのはやめて、右足を少し前に出して右足で上体を支えるつもりで立つようにすると足を使って立つ感覚が身につき骨盤前スライドがなおります。

※右足を前に出した方がスムーズにいく方が多いですがやりやすい方で大丈夫です。

 

姿勢とスタイル

ぽっこりお腹というとどうしても腹筋をしなきゃいけないというイメージが強いですが、日常の姿勢に気を留めてあげるだけでも身体のコアが目覚めてきます。

これまで多くの女性を見させていただきましたが単純に筋力をアップするだけでは解決できない問題を抱えている方のほうが多いように感じています。

筋肉は鍛えるよりもコントロールできるようにする。

筋肉のコントロールは姿勢のコントロールと同じです。

姿勢を変えることから始めるとハードなトレーニングをしなくても体型は良くなります。

まとめ

骨の居場所や姿勢を気にしてあげるだけで体型に変化が起こるようにカラダはつくられています。

スマホの位置、膝の使い方、洗い物の体勢。

日常の生活にスタイルの崩れの原因はたくさんあります。

ライフスタイルからスタイルをデザインする。

大げさなことではなく、スタイルを良くするコツを使っているか使っていないかだけの違いだと考えています。