名古屋整体パーソナルトレーニングを組み合わせたボディメイクをおこなっている女性専門スタイル矯正サロン「Style Design Salon Hiro Hattori」のヒロ服部です。

女性のスタイルの悩みベスト3に入るぽっこりお腹。

このぽっこりお腹について考えていきたいと思います。

 

ぽっこりお腹の原因

ぽっこりお腹の原因になるのが腹圧の低下です。
「動きの土台」である腹圧がうまくかけられなくなることでぽっこりお腹になってしまうのです。
詳しい原因はこちらをご覧ください。

簡単セルフ腹圧チェック

  • 電車で座る席を探してしまう
  • 足を組みたくなる
  • どこかにもたれたくなる

3つとも当てはまる人は腹圧が弱くなっている可能性があります。
「しゃがむ、立つ、歩く、座る」という日常の動きのきっかけ時にお腹にうまくグッと力が入らないと体幹は不安定になります。
この不安定な体幹を補うために、「座る、組む、もたれる」といった動作が起こります。

 

どうして腹圧が弱くなるの?

元々カラダには、重心やカラダにかかる圧力の変化を脳が感じて動きに合わせて腹圧を強くしたり弱くしたりと体幹を安定させる腹圧システムが備わっています。

ところが、運動不足や姿勢不良など様々な原因によって。カラダからの情報が間違って脳へ送られ続けているとシステム異常が起こり、動きに合わせた腹圧をかけられなくなってしまいます。

【システム異常の原因】

姿勢、運動不足、睡眠不足、ストレスなど

 

腹圧を高めてくれる筋肉(パワーハウス)

腹圧を高めてくれる筋肉は、コアやパワーハウスと呼ばれる「横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群・多裂筋」です。

この部分を鍛えることで体幹が安定してぽっこりお腹が凹むと考えてしまっている方が多いですが、クライアントさんとレッスンを行なっているとこのパワーハウスを鍛える以前の下準備をしなければならない人がほとんどです。

パワーハウスを鍛える前にやるカラダの下準備

1. 固まった胸郭の可動域を取り戻すこと

2. 大腰筋、ハムストを働くようにすること

3. 足の機能を取り戻すこと

このカラダの下準備を行うことで自然な腹圧が戻りぽっこりお腹が解消しやすくなります。

 

腹圧システムを回復させるために必要な運動

ここがとても重要なポイントです。

腹筋やポーズをとって呼吸する体幹トレーニングなどを行なってもこの腹圧システムが戻りません。

どちらもスタイルデザインレッスンの順番では最後の方になることが多いです。

腹筋を100回できるようになったとしてもぽっこりお腹が凹むことはないのです。

 

オススメの家でできる運動

◆雑巾掛け

床の雑巾掛けにはカラダの機能を取り戻すために必要な動作が盛り込まれています。

床もきれいになりますし、僕も週に一度はサロンの雑巾掛けを行います。特別に腹筋運動はやっていませんがお腹がぽっこりしてきたことはありません。

◆よっこいしょ

立ち上がる時や、座る時に出すかけ声ですね。

声を出すことで「よっ(こいしょ)」のところで必要な腹圧がかかります。

ぽっこりお腹は気になるけど、人前では恥ずかしいという方も、ひとりの時に是非試してください。

※この時お腹に力を入れる必要はありません。自然と入る。これが大切なポイントです。

入れると入るでは似ているようで全然違うのです。

 

まとめ

ぽっこりお腹は凹まそうとしても凹むものではありません。食事を減らして痩せるだけはなおさらです。

「体幹の筋肉を鍛えることがすべてだ」と伝えられることが多い下腹ポッコリですが、メディアで取り上げられていることと実際現場で取り組んで有効なことには少しギャップがあります。

過度なトレーニングを行わなくても、順序良くカラダに向き合ってあげることができれば下腹ぽっこりはみなさんが考えているよりもカンタンに解決していきます。